ネッシー誕生記

我が家のネッシーの製作状況など(画像を含め)
随時アップして行きます
m(__)m

我が家にネッシーが誕生した経過

話せば長〜い(^^;)

まず、事の起こりはネット仲間の植木さんが5月の帰郷時に
s25tkさんこと たかやんさん
宅(御坊市)と我が家(丹後町)を
訪れる話が持ち上がりました。

とてもじゃないですが無理な話で、
"そうだ、僕が出掛けたら無理じゃない!!"と思い行動しました。

他のページにも書いてありますが、
NANNOさん
宅のネッシーUD-58ESs25tkさん宅の
モア・D-77の20cmの長岡スピーカーを聴く事が出来ました。
特に目から鱗が落ちたようなショックを受けたのがD-77でした。
その時はFE-208シグマの2発がこんな音を出すとは!!
カルチャーショック
後々解った事なのですがFE208Sの2発使用だったのです。
見た目では判別不可能ですね勘違いもここまで来ると・・・
"やはり20cmでないと満足出来ない"
と20cmスピーカーの製作を決心しました。

初めに頭に浮かんだのがD-58ESそしてネッシーでした。
NANNOさんのD-55も魅力的でしたが、予算が・・・
また手間隙掛けて仕上げたうちのモアイも捨て難い!!
こんな・そんな理由からネッシーに決定!!

計画その1

キャンセルマグネット
による磁界強化

このオーディオの世界で有名なAE86さんが
AE86さんの掲示板"自作派ホームシアターwforum"

で以前使用していたユニットを放出されていました。
6N-FE208SSは間に合いませんでしたが、なんとかFE208Sを
譲って頂く事が出来ました。ありがとうございましたm(__)m

当初、FE208Sにキャンセル・マグネットを付けて強化しよう
と思いましたが、頼みのコイズミには扱っていませんでした。
UENOさんにHPにて書いてあった二八製作所を教えて頂きました。
適応サイズがデカ〜・高い!!しかも磁気回路が
ユニットのマグネットを上回ってしまう!!
しかも、ユニットにそんなお金を掛けると本体が作れない。
そんなこんなで今回はキャンセル・マグネットを
付けない予定で製作開始しました。
後々適当な物が見つかったらトライしてみたいですね(^^;)

  計画その2ウォールナット仕上げ

格調高いNANNOさんの作品を拝見して、
スピーカーのウォールナット仕上げに興味を持つ。
突き板にはウォールナットもしくはシナ化粧板を使ってみたい
と考え、近所の家具屋さんで取り寄せてもらいました。
小口用のウォールナットの無垢材が手に入らなかったので
45度にカットして貼り合わせる(^^;)

計画その3

アダプターリング

ゴールデン・ウィークに我が家に
ご宿泊されたとんぼさん
AE86さんの掲示板
が書き込みされていたのを見て、
思わずメールして、別けて頂きました。

その時には、僕は20cmスピーカーの
製作する予定が無かったのですが・・
(^^;)

サイズの決定高さ

さて、板取りに入る前にネッシーのサイズを決め
リスニングルームの天井高は2,350mm、
床の上に50mmの御影石を置いて、天井とネッシーの
間隔は150mと決めました。2350-50-150=全高2150mm

タイプの選定と板取変更ネッシーT

ネッシーVはフィンランドバーチ18mmの設計だから論外。
ネッシーUはサブロク板7枚でユニット高が950mm
バランスがイマイチだし我が家ではツィーター位置が高すぎる!!
しかも
全高2150oなので
Uはトッブ・パイプ600o第3パイプ1100oだから
セカンドパイプの表に出る部分が450oズングリモックリに思う。
ネッシーTはサブロク板6枚でフロントバッフルの木目方向が
横になるが、突板貼るのだったら関係ないか!!
ユニット高750oツィーター高もモアイとほぼ同じでした。

トップパイプの600oを500oに変更して、セカンドパイプの800o
を確保する。セカンドパイプは上のかぶりが150o下のかぶりが
300oなのでセカンドパイプの全長が1250oになりました。

あれっ!!1800oある板を1250oにカット!!勿体無い!!
切らずにセカンドパイプとサードパイプを一体化しよう(^o^)
部品を省く事に成功!!サブロク板6枚が5枚少々にリストラ!!
結果オーライ(^o^)

設計上1800+(500-150)=2150o予定通り
セカンドパイプ長+(トップパイプ長-かぶり長)=全長

予想外の出来事
FT90H

我師匠と久し振りに電話をしていた。
ネッシーを作る事になった経過
(家を買った事を含め)などを報告!!
D-55で使っていたツィーターは
もう使わないから
お祝いがてらあげるよ!!
えっ(^o^)ラッキー!!
思わぬアクシデント合板カット

実はカットに行ってから気が付いた事があります。
サブロク板(1800*900)のつもりで板取したのですが、
実際1830*910ぐらい有りますよね(^^;)
例えばフロントバッフルなんか
(縁切りしても)910の丈があります。
え〜い大きくなっても良いと思ったので、
取り敢えず左右のサイズを合わせておきました。

組み立て後寸法が変わってる。
1830+350=2180oまたベースとなる御影石も30mmだった。
すると天井の隙間は140o結果セーフ(^^;)

リング取り付け歯車状に完成

LMNを接着した後、初めて
鬼爪ナットが使えない事に気が
付いた(T_T)そこで考えたのが
Mの切抜板から直径185の円を切出
し残ったリング状の合板を切って
Nの内側に接着する。
強度は弱いかもしれませんが
(木ネジより堅固)、形状は歯車状に
なり鬼爪ナット8個使用出来る。
ボルトは予定のM5ステン20oで
足らないようになり、40oに変更。
 
閃きくずてつさんのまね(^^;)

共鳴管システムは反射が増えると能率が上がるのか??
ユニット下の180度の折り返しDに
30o厚の御影石をエポキシ接着。
またユニット裏のHに5o厚の
御影石を接着してみる。
音道にもアクリル系
スプレーで塗装する。
 

8/15植木さんに取って頂いた周波数特性です。ありがとうございましたm(__)m

ネッシーの試聴位置での周波数特性
(内部に御影石を貼る前の特性)

やはり100Hzのしゃくれと400〜900Hzのディップが気になりますね
エージングと工夫で改善できるかな??(^^;)

トリオSWスペシャルのみの周波数特性(コイル1.5mH)

無理矢理SWとして使用
古いTRIOのスピーカーのツィーターとスコーカ−を取り外した。
ヤフオクで手に入れた中古20cmウーファーを無理やり取り付けた物。
もともと横置きであった物をスペースの都合で縦置きで使用する。
ネット無しので使用予定でしたが、いきなり次男に襲われ大至急
角棒を買って来てサランネットを作る羽目になりました(^^;)

周波数特性を素にダクトの変更を予定しています。
ネットワークは以前このスピーカーに使っていた
フォスの1.5mHを取り敢えず使用。計算上424Hzカット。
やはり150Hz付近で切りたいですね(^^;)

ちょうど100Hz付近のネッシーのしゃくれをカバー、良い感じ!!

60Hz付近をもっと上げたいな!!ポートの変更でなんとかしたいですね

ハイカットは100Hz以上を切りたいですね。6mHか4.7mHが妥当ですね!!フムフム

その後のセッティング

下に御影石を敷いて、横置きに設置する。ちょうどスクリーンの下で収まって良い感じ(^o^)

そのままでは能率が低くネッシーのSWとしては役不足!!
そこでネッシーはE405の170WでドライブこのSWはM508の200Wでドライブしてみる。
今一歩だったので最後の手段!!奇怪なスイッチ・ボックスを
利用してモアイのSWと並列接続トータル2.66Ω。
おぉ〜SW-7と一緒ではないですか期待できそうなので暖め続けていたプランを実践してみる。
F特を取っていないのでなんとも言えませんが低音増強(V)o\o(V)

YAMAHA JA0506U V24Cさんが僕が0506Uを探している事を知り、ご親切にスペアの0506U
を譲って頂きました。しかも、格安で!!僕の宝物になりましたm(__)m

 

ネッシー製作記録

 

使用ユニットフォステクスFE-208S

同FT90H
(東一電気T-Cupコンデンサー0.5μF)

板材ラワン合板15mm
(突板ウォールナット)

Tパーツのチェック

まず、
パーツの総点数50点をc/kする。
板取図の内1枚目と2枚目は同じ
カットをもう一度行なう。
カット数を減らす目的と左右の
サイズを合わす目的で、
同じナンバーや同じサイズの
板材は重ねてカットする。
パーツナンバーはカット時に裏側に
マジックにて大胆に書き込む。
同じ板からカットした物を揃えて
組み立てる為、一方には丸で囲む。
同じナンバーの物が同じかどうか
再c/kする。
Uセカンドパイプの製作

Sに補強板Oをしっかり貼付
ける。これに脇板のQRを接着。
これが基本となるのでサイズの誤差がない
か良くc/kして外面にピッタリ合わせる。

@に補強板Pを張付けた物を
四隅に合わせて接着する。
出来た物が左の画像です。
子供に"お父ちゃん何作ってるの"
としつこく聞かれたので、思わず大砲
と答えました。そんな感じですよね(^^;)

木工用ボンドは、はみ出すぐらい
たっぷり塗ってはみ出したボンドを
濡れ雑巾で拭き取る。

Vトップパイプの製作

Cに補強板Aを接着、
Bに補強板Aを接着
片チャンネルで2枚ずつ
全部で4枚ずつ作製する。
B+Aの両端にC+Aを2枚
接着後B+Aを接着する。
スロットしにくくなる為、内側のはみ
出したボンドはしっかり拭き取っておく。

セカンドパイプを台にしてたり、
全てを接着する前にセカンドパイプに
被せておくと作業性アップする。
僕は接着剤でセカンドパイプと
トップパイプがくっ付く事を嫌い固定後に
引きぬいて、乾燥後入れようとしたら
もう入らない!!どうしよう(T_T)
W本体の製作

天板F+Gを張り合わせHを接着。
底板D+Eを張り合わせセカンドパイプ
下部に接着して裏板Iを接着する。
裏板に合わせて側板JKを取付ける。
これに合わせてF+G+Hを接着する
(写真左)

フロントバッフルL+M+Nを接着。
リング&ユニットを取り付けて
合わせてみました。
(写真右)
誤差の無いよう実施する。
特に底面はしっかり接着しました。

本来ならMNにボンドを塗り、
25o釘で裏側から釘打ちする。
Lのみ本体に釘打ちして、
M+NをボンドのみでLの上に
接着という手順なのですが・・・

音道内の工夫が具体化していなくて、
後々の課題として組み立て手順を
変更する。

X突き板の接着

NANNOさんの作品の様に無垢材で
まわり縁にしたかったのですが、
材料が手に入らず断念(^^;)
最初丸のこで45度カットしてみました
がうまく行かず、大き目にカットして
鉋で削る方が仕上げが綺麗でした。

上からウォールナットの突板を木工用
ボンドを塗ってカリ釘と重し
(
今回は天然素材を貼り付けたブロック
やラック)で固定して乾燥を待つ。

YES化の実現化

我が家のFE208Sは京都市内の
スポックさん
のお宅に嫁いで行きました。
D-55
に装着されるそうです。
2002年のゴールデンウィークに
UENOさん
からFE208ES(初期バージョン)をお借りして、
自宅のネッシーに取り付けて試聴させて頂きました。
UENOさん
、ありがとうございましたm(__)m
換装を一番決定付けたのは、岡山の
バンナさんのお宅のD-55ESの音でした。
FE208ES
に換えて
Zその後の作業
フロントバッフルの段差に角材を貼り付けて、
チークオイルで磨いて完成予定(^o^)
R加工するつもりでしたが、直線的なイメージの
ネッシーには合わないと思い、ホームセンター
で見付けたのがこれ!!ヒノキの三角棒(^o^)
G-17接着剤で貼り付けて
ウォールナット調のカラーニスを塗りました。
ホームセンターで問い合せするが、一般家庭用では扱いなし。
仕事用の金物屋にて聞いてみると、あったゾ。
6/6カンペのチークオイルを発注する。
これが完成したらトップパイプの
切り口も良く見えるので、
ヒノキ材でも張り付けようかと思います。
買ってきましたが、他の物に使っちゃった。
2階トイレ奥の物置を片付けて、チークオイルを塗る作業を
致しました。汗だくになっての強行軍でした。
明日はスチールウールで最終仕上げを敢行します。
ウォールナットの突き板がチークオイルに
反応して濃い茶色になりました。
シックな良い色になり大満足です!!
一番上の写真をご覧下さいね(^o^)
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