ND-150もどき大仏(バックロード)の改造




D-150モアとほぼ同様の大仏エンクロージャーをセッティング&アレンジして
僕好みのスピーカーに仕上げるべく暗中模索の日々を突き進む。

(我が家では後方・左右ともにスピーカーが犇めき合っているので、
底面開放の大仏のご利益が仇となってしまっている)
是非この機会に前面開放のバックロードにアレンジしたい。

 

D-150モアの音道断面積と大仏の音道断面積の比較

モアの音道断面積を計算して、
大仏の確認できる断面積を計算して比較する。
ほぼ同様の断面積で広がり係数をやや大きくした程度の違いしか見受けられない。
エンクロージャー下から前面開放にするとしたら、25〜30センチの音道高が必要だ。
今の現状でも全高が125センチもう5センチ上げると130センチになる訳で高過ぎる。
やはり首を短くして試聴高に合わせる必要がある。
 
低音の迫力は増加しているが、階段状か滑り台のようにすると
よりスムーズに低音が前に出る筈である。


計算したD-150モアと大仏の音道断面積の比較図です。
大仏の下を25センチ持ち上げて横と後を囲うと第7音道の断面積は1357.5平方cmになります。

@合板で横と後を囲うだけで出来上がりですが、
振動に対する強度とスタビライザー(重し)を負荷した時の自重を支えきれるか心配です。

A専用台を合板で囲って足に物を挟む方が簡単なので、
こちらの方法でテストしてみたいと思います。
同時にヘッドの高さやスーパーツイーターの位置も確認してみたいと思います。

「A専用台を合板で囲って足に物を挟む方が簡単なので、こちらの方法でテストしてみたいと思います。」
と書いたものの実際しようと思ったら嵩上げに丁度良い物が無く断念しました。
現状のセッティングのまま足元に12ミリ合板の端切れを4枚挟んで、
床との隙間を26センチまで上げてみました。

効果はというと、ロードからの放射がスムーズになり低音の量感が増しました。
早速スイープ波を再生して低音・中音・高音のバランスをタコ耳で確認しました。
低音と超高音がやや強い様ですが、概ねフラットに聴こえました。

いい感じになったので、そのうちピンクノイズによる周波数特性を取ってみたいと思います。
以前は良く撮っていたのですが・・・

 


大仏の専用台の改造

まず、狙いとしては大仏の下の空間もロードにしてロード長を伸ばして、更に低音増強を狙う。
底面開放のSPを前面開放のバックロードに仕立てる。

こちらは大仏製作者の方が作った専用台。
なぜ台が必要なのかと言うと「大仏が後面開放ではなく、
底面開放だから本体を浮かしてセッティングする必要があるからです」
この3個のキューブは紙の両面テープで固定してあっただけだったので、
ハンマーで横からブッ叩くだけで簡単に外れました。
パンチング・カーペットの一部も一旦剥がしました。
今回の床の下地に使った針葉樹系合板28mmの残りから
3枚の板取り。まずコの字状に連結してから底板を
木工用ボンドとコーススレッドスクリューネジで固定。
底板をひっくり返して、下からもコーススレッドで固定。
D-58の底板のように袴状になっている専用台。
これを利用しない手は無いだろう。
階段状にするにはスペースが無いので、
滑り台の要領で角度を付けた合板を固定する。
カーペットの残りを丁寧に貼り付ける。
出来上がった専用台を取り付けてみた。
背が高くなって威圧感と存在感がボリュームアップ


部屋の角と「ネッシー」「大仏」に挟まれた空間で低音が異常に共振されてというか

変に強調されてブーミーに鳴っていたのだが。すっきり纏まって前面に出て来ている。
 


☆申し訳ございませんが、前のページに戻る場合ブラウザで戻ってください☆
 

inserted by FC2 system