平面バッフル |
一枚の板にユニットを取付けたもの。
振動板に背圧がかからず、自由に動けるというのがメリット。
大きい。バッフル板が鳴りやすい。板からの反射が多い。
背面から放射される逆相の音波が前に回り込んで来るなどの
デメリットが平面バッフル。 |
密閉型 |
ユニットの取付け穴以外に穴のない箱でユニット背面の音を
殺してしまう。余分な音が出にくいが、詰まった音になり易い。 |
バスレフ
(位相反転型)
市販品のほとんど
がこのタイプ |
密閉箱に穴をあけて空気が出入りできるようにしたもの。
穴をポートと呼び、穴に組み込まれた筒をダクトと呼ぶ。
20o厚のバッフルにあけたポートは20oのダクトとみなす。
エンクロージャー内の空気が空気バネとして働き、共振を起こす。
この共振周波数を40
Hzぐらいに設定すれば、
40
Hz付近の低音を増強することができる。
密閉型と比べると、低音の量感があり詰まった感じがない。
デメリットとしては、ダクトから余計な中高音がもれやすい。
超低域の再生が出来ないなどある。 |
ケルトン方式 |
ASWともいう。バスレフのウーファー前面を密閉箱でカバーしたもの。コーンからの直接音を閉じ込めてしまって、ダクトからの低音だけを聴くもの。メリットは、バスレフの超低域の過大振幅が抑えられ、
超低域の再生が可能となる。 |
アクースティマス方式 |
バスレフのウーファー前面をバスレフでカバーしたもの。
共振周波数は前後2つ出てくる。
効率が良く、レンジが広いがバスレフの欠点は持っているし、
2つの共振が逆相だという問題もある。 |
ダブルバスレフ |
バスレフのダクトをバスレフでカバーしたもの。バスレフの変形。
ケルトン・アクースティマスと異なる動作になる。 |
フロントロードホーン |
密閉型のウーファーの前にホーン(末広がりのラッパ)を
取付けたもの。ユニットは空気を動かして、音圧を発生させるものだが、
周波数が下がると空気は横に逃げてしまい、音圧にならない。
空気が横に逃げないように囲いを付け、効率を上げる。 |
バックロードホーン |
ユニットの背面にホーンを取付けたもの。
ユニット前面は平面バッフルに近い動作になる。
高能率ハイ上がりの強力なユニットで威力を発揮する。 |
TQWT共鳴管 |
長いパイプの一旦を手の平で叩くとボンボンと音がする。
パイプの共振である。これを利用して低音を増強する。
パイプは一端開管、一端閉管で使用。ユニットは閉管位置、
もしくはそこから全長の3分の1進んだ辺りに取り付ける。 |
音響迷路 |
ユニット背面の音を迷路のように音道を通して放射させるもの。
ユニットに負荷をかけないようにスロートを絞ったりせず、
太目のパイプを使用。共鳴管にならないように複雑に折り曲げる。
背面の音は逆相だが、3・4bの迷路を通ってくれば50Hzで同相。 |
ホーン型ユニット |
フロントロードホーンはスコーカー、トィーター、
スーパートィーターに利用される。
ドライバー(ドーム型など)にホーンを組み合わせたもの。効率が良く、 |
ラウンドバッフル |
エンクロージャーの角が直角に切れていると、
ここで反射が起きたり、後方への回りこみが
スムーズにいかず歪が発生したりするので、角を丸めること。 |