endyの初めての自作スピーカー製作
お知らせendyさんの追加自作の画像を再度アップ致しました。
上に付けると変なので下をご覧下さい。

2004夏休み 更にD-37ES(MAKIZOUバージョン)製作!!現在のシステム画像を送って頂きました。


D−118の制作が平成15年の夏でした。
翌、平成16年の夏に今度はD−37を制作しました。
FE168ESをヤフオクで手に入れましたので、気合いを入れて2台目の制作と相成りました。
MAKIZOUさんのD−37ESタイプというのでしょうか、オリジナルより音道幅を広げたものです。

完成から半年が過ぎて、すっかり音が落ち着きました。
ツイーターがないと高音がやや寂しい気もしますが、
全体的なゆったり感はすばらしいです。報告が遅れましたことをお許しください。

ヤフオクでなかなかのスピーカーグリルを見つけました。
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f32399933
8cm・10cm・16cm・20cmと
手作りで少しずつ造っていらっしゃるようです。
中ちゃんさんもいかがですか?
 

ほんに、こりゃまた綺麗な仕上げのD−37が完成しましたね。
アダプターリングも、スピーカーグリルまで装着されて(^o^)
納屋をどんどん占領して奥様にボヤかれていませんか??
うちでは、SP製作禁止令??タバコまで禁止令まで出そうな勢いなので クワバラ!!クワバラ!!
By 中ちゃん

D-118の製作
はじめまして、endyです。よくよく考えてみれば、
大変なオーディオマニアの中ちゃんさんのHPに記事を書くなど、
なんとおそれ多いこと!でも、私のような超初心者にも、
こんな良質なスピーカーが完成できますよ、という意味で紹介させていただきます。
 
1【製作の動機】

ラジオ小僧の中学生が、高校で音楽にはまり、大学卒業までバンド活動をしたのも今は昔。
30過ぎてラジオの血が騒ぎだし、アマチュア無線局を開局しました。爾来10余年。
無線機器は高度になりすぎ、自作の余地が全く失われてしまいました。
それでも、ハンダゴテを握って何かを作りたくて、目をつけたのが真空管アンプです。
キットですが、6L6シングル・2A3シングルと2台を作りました。
こうなると、音の出口も自分の手で、と考えるのは自然の成りゆきです。

ネットサーフィンしながら、バックロードホーンの存在を知り、
中ちゃんさんのHPにあったD-10のキャッチフレーズに目が釘付けになりました。
曰く、「繊細ハイスピードで音場感が良く鳴りっぷり良好。
スタビライザーを乗せると筋金入りの炸裂・ハイスピードサウンド」

音場感?鳴りっぷり?ハイスピードサウンド?良くわかんないけど、なんか良さそう!
炸裂しちゃうんでしょ。しかも、私の狭い無線小屋に置けそうなサイズだし。「今ならD-118がおすすめ」って、
おおそうか、大きいサイズのほうが低音が出るってことかな。んじゃ、そのD-118ってのを作ってみるかな・・・

なんとも素人の判断は恐ろしい!すぐに中ちゃんさんにメールで質問し、
図々しくも参考資料まで送っていただきました。(中ちゃんさんに感謝感謝です。)
そんなわけで、オーディオ、スピーカー工作の初心者の記事として見ていただければ幸いです。
 
2【製作の段取り】

初めての挑戦です。冒険せず、自作派の皆さん御用達のMAKIZOUさんに発注。
どうせなら切り口の部分も見映え良く作りたいと思い、コグチテープも一緒に送ってもらいました。
発注から荷物の到着まで、ちょうど1ヶ月でした。(結構時間がかかるものですね。)
作業をする場所として、職場の工作室を確保。広々と作業ができます。
 
3【製作の実際】


@ MAKIZOUさんの板材早く作りたくて、梱包したままの荷姿の撮影を忘れてしまいました。
クッション材でくるまれ、丁寧な梱包でした。また、各部材にはすべてマスキングテープによる
図面の板番号がつけられていて、間違えようがありません。とても良心的です。
 

A クシメジベラ
同僚のアドバイスで使った道具で、ハケのような形をしたものです。
櫛・目地・ヘラという意味だと思いますが、
黒い部分はハガネで、ボンドを接着面に均等にのばすのに最高の道具です。
ボンドを2本用意しましたが、1本の2/3ぐらいしか使いませんでした。
接着面を合わせた時に少しはみ出すようにボンドをのせましたが、
このヘラのおかげで、無駄が出なかったようです。
濡れぞうきんを何枚か用意し、余分のボンドはどんどん拭き取り、
水を張ったバケツに使ったぞうきんをぶち込むことで、作業性もアップします。
本来は広い面積に塗り伸ばすための道具のようですが、お勧めの一品です。
なお、製作に釘は使いませんでした。このサイズですと強度的にボンドだけで
十分と思われますし、慣れない釘打ちで接合部のズレを心配した結果です。
サンドペーパーは、塗装の際の研ぎ出しに使った400番のものです。
 

B 各パーツの組み立て
左右スピーカーで全く同じパーツを組んでいきますから、
これを向かい合わせて固定するととてもうまくいきます。
ただ、向かい合わせで組んだときに、しっかり直角を確認したほうがいいです。
やや平行四辺形になっていて、ボンドが乾いてから苦労したパーツがあります。
 

C 工作室
こんなに広い場所を使うことができました。やっぱり広いにこしたことはありません。

D 徐々に形ができてきます

E 側板への各パーツの接着
ハタガネ、クランプを使い、更に中央付近の音道部分にも重量物を乗せてがっちり固定します。
ただし、どうしてもあちこちズレが出ますから、一気に固定するのではなく、
少しずつ修正しながら、「ジワジワッ」という感じで締めつけます。
 

F 固定の様子
工作室にあったハタガネ、クランプを多用しました。ちょっと使いすぎかも・・・(^_^;)
 

G 音道の完成
いよいよ残りの側板を接着する直前です。吸音材の使い方は自己流で、自信がありません。
コイズミ無線の店員さんは、「バックロードホーンは基本的に吸音材がいらない」
と断言していましたが、本当でしょうか。
中央部のデッドスペースにはぎっしり砂を充填すると良い、とありましたが、これもどうなんでしょうか。
私は、お手軽にグラスウールを詰め込めるだけ詰め込みました。その他は画像のとおりです。
スピーカーを外して修正できる部分は、これからいじってみようと思います。
 

H 残りの側板の固定
この行程をやってしまうと、もう音道部分はいじれません。ふたをするときは、納棺の釘打ちの心境です!
ハタガネ、クランプでがんじがらめです。最後の部分で、しっかり接合しようという意識があったため、
あて板をしないままできつく締め上げてしまい、側板に金具の痕がくっきり残ってしまいました。失敗失敗。
 

I 塗装
コンプレッサーに接続したスプレーガンで3回塗りしました。
塗料はマホガニー色のニスです。この画像は、1回目の塗装の後、
良く乾燥させてから400番のサンドペーパーで研ぎだしたところです。
もちろん色は薄くなりますが、表面はツルツルになります。
この処理をしっかりやることで、この後の塗装がツルツルピカピカになります。
 


JKL 完成左右の色の違いはフラッシュの影響です。
 

M 使用中のアンプ黒いトランスのほうが6L6(三栄無線)、グレーが2A3(サンオーディオ)です。
このスピーカーにしてから、2台の音質の違いがよりはっきりわかります。
 

N リスニングポジション・・・なんて言えるような環境ではありません。
無線小屋には広さは不要でしたが、今後しかるべき部屋が必要になりそうです。
 
4【音質】
何度も書きましたように、オーディオは全くの初心者です。
音質を表現するうまい言葉も持っていません。
しかし、「ハイスピード」という言葉の意味は理解できたように思います。
さらに、10センチ口径のスピーカーから出てくる豊かな低音にも驚いています。
とりあえず、「今まで聴いたことのない種類の音質」というのが現在の感想です。
高音が伸びるせいか、リスニングポジションが近すぎるせいか、
はたまたエージングができていないせいか、現在のところ長時間聴くと疲れてしまいます。
いろいろ試行錯誤しながら、自分にとってベストの音質を作っていきたいと思います。
 


機械の設備を見ると、中学か高校の広い工作室みたいですね!!
endyさんは先生か職員の方と睨みました。
加工から塗装まで全ての工程をここで作業されたみたいです。
しかも、ハタガネも使いたい放題!!羨ましい(^o^)

やはり、フロアーならD-118がベストですなぁ〜
更に正確無比のMAKIZOUさんの板材とっても良さそうですね。
凄いニアフィールドなので疲れるのも道理ですが、
今後の工夫と悪戦苦闘による改善が見込まれそうです。
エージングソフトのCD-Rを送っておいたので、かなり効きそうです。

全くの初心者の方でも、落ち着いてじっくりやれば全然心配無いですよ!!
by中ちゃん

PCの不調、部屋の模様替え等で失礼してしまいました。
改めて、報告させていただきます。

@A 部屋の拡張

もともと納戸用に増築した部屋です。
本棚などを寝室に移動し、物置用のスチールラック
の配置換えなどして、リスニングポジションから
スピーカーまで、やっと2mの距離を稼ぎました。

手頃なサイズの御影石をホームセンターで
見つけたので、これを下に敷いています。
 
B スピーカーグリル裏面

表は見映えよく作りましたが、裏はこんなものです。
グリルの製作材料をそろえた後でアダプターリングの
装着を決めたものですから、リング部分を切り
欠くことになり、結構大変な作業になりました。
C グリル接写


アールをつけて、ちょっとかっこよく。
DE グリル固定の様子

自分で作ったものだからできるこの芸当。自分で見ても強烈なビス。(^_^;)
このビスにグリル上部の切り欠きを引っかけます。
下は音道出口の上部にこれまたビスをねじ込んで、ここにスプリングを引っかけて、固定しました。
F アダプターリングと固定用ビス

角度を変えると強烈なビスの様子が
さらによくわかります。
アダプターリングはフォスの純正。高いです!
中ちゃんさんはいつまでも錆びずにぴかぴか、
とおっしゃってくださいましたが、
グリルでスピーカーもグリルも見えないし、
こうなると完全な自己満足の世界ですね。
endyさん、メールありがとうございますm(__)m
部屋の模様替えやスペースの確保に奮闘されたようで、とっても良い感じの書斎が完成しましたね。
また、スピーカーの下に御影石!!オーディオ機器も正面に置かれて見て気持ちが良いです。

D-118はD-10同様10kgぐらいの物でスタビライズすると激変しますので、何か重い物で体験してみて下さい。
FE108ES2は高域まで伸びているので、ツィーターの必要性は無いと思いますが余裕があれば試してみてネ!!
スピーカーに向かって右手の棚が乱反射して音像に悪影響かもしれません。
左chの横などに移動出来るとなお良くなると思います。
中央の機材も固くてしっかりしたボード(コンパネ積層や御影石板)を導入すると良さそう(^^;)

スピーカーグリルがとってもよく出来ていると感心してしまいます。製作の苦労が目に見えてきそうです、
また、ジャージーネット(グリル素材)の末端処理は、木工用ボンド(普通の糊でも)を
少し薄めて貼り付け換装後に不要な部分をカッターか剃刀で切り落とすといった手もあります。

僕はホームセンターの角材をガンタッカーで形を固定して
ネットもガンタッカーで止めただけの簡単工作で我慢しました。
その後SWに改造したので、ユニットが飛び出て使用不可能になってしまいました
(^^;) by中ちゃん
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